骸骨

09/03/27
通学路から少し離れたところに大きな墓地がありました。都内でもかなり有名な墓地です。

正しい通学路を通らずとも、墓地を通って帰ることも出来たので、大概帰るときはそちらから帰っていました。なんというか通学路の大通りに比べて墓地のほうが緑も多いし、人通りも少なく快適だったからです。

むしろ、墓地と言っても、冬の帰り道でも街灯がしっかりと設置されているのでさほど暗くもなく、あまり怖さはありません。

書こうとしている事の発端は中学1年生の春でした。実を言うと、入学したてで不良の先輩達の集団が怖くて墓地を抜けて帰ろうとしたのがきっかけでした。