16/05/10
父親がびっくりする程ちょろかったこと。

父は昔から、言葉尻や行動一つ一つをあげつらって
いちゃもん付けるのが大好きな人間だった。

「風呂早く入れ」

「もう入ってきた、パジャマ着てるのに気付かないの?」

「こっちは仕事の支度してるんだ!!」

(見てから言えw)

と言った調子で、一度噴火すると二時間くらいは、
大体お前はいつも、とあれもこれも言い出す。

何日か前もそんな調子で食事食べてる最中に絡んできて

「食事がまずくなるからやめろ」

「誰が作った飯だと思ってるんだ!
そもそも今日は母さんが遅いっていうからわざわざ作ってやってるのに、
大体お前もこんなに遅く帰ってきていつも夜更かしして...」

と来た。
気まぐれや勢いやら黙らせたい一心とかで、

「だからせっかく親父が作ってくれた食事がまずくなったら勿体無いだろ」

と返してみた。

すると、おう……と変な顔して大人しくテレビに戻って、
その後はずっと機嫌が良かった。

確かに黙らせたかったけど、乗せたって程誉めてもなかったのに
あんまりにも普通に引き下がられたので驚いてた。

さらに、翌日家に帰ったら、

「お帰り◯◯た~ん、お風呂沸いてるよぉ~」

と猫撫で声。
気持ち悪さは置いといて、上機嫌で夕食作ってたりとかしたので二度びっくりした 

何年も面倒な親だと思ったけど、(これはこれで面倒だし)
思ってた数倍単純だったってことが本当に衝撃的だった。


248 :名無し ID:bhA
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その13