あの頃は現状を理解できてなかったけど
恐らく父にとっての修羅場。
携帯からなので読みにくかったらすみません
小学生の頃、ショッピングモールの中に設立されていた習い事に通っていました。
田舎のため車社会で当然車で親に送り迎えしてもらっていたのですが、
その日はたまたま立体駐車場の屋上に車を止めていました。
習い事がおわり、車の中でおにぎりを食べていると ふと後ろに人の気配を感じ
振り向くと、こちらに背を向けフェンスに手をかけたお兄さんが(20代くらい?)
するとお兄さんは背負っていたリュックを下ろしフェンスを乗り越えはじめました。
アホだった私は
「フェンスの向こう側に何か落としたのかな?」
と思い
見守っているとお兄さんはそのまま地面へと飛び降りてしまいました
次の瞬間いつもぼんやりしている父が、見たことのないスピードで車から飛び出し
「車から出るな!」
と言い捨てると どこかへ向かい
少しすると大人をたくさん引き連れて戻ってきました
その後はよく覚えていませんが、カーナビで日本昔話を見ながらおにぎりを食べていたような気がします
続きます
285 :名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)16:22:57 ID:arW
それから何年か経ち
私は高校生になって、その立体駐車場が通学路にある高校に通い始めました。
その時のことなどさっぱり忘れてJKライフを楽しんでいたある日
いつも通っている立体駐車場の柱の陰に
いつも花瓶にさされた花があることに気づきました。
事故でもあったのかなーと思っていましたが、花瓶の上を見上げた瞬間全身に鳥肌が立ちました。
花瓶は、あの時お兄さんが飛び降りたフェンスの真下にあったのです
帰宅して父にその時のことをそれとなーく話しつつ
「そういえば あのお兄さん大丈夫だったのかな?」
というと
「あー、大丈夫だったみたいだよ」
と一言いってそこで会話は終わりました
あの立体駐車場は10階建てで、フェンスの真下はコンクリートでした。
真実がどうだったか分かりませんが、とりあえず父の言葉を信じる他ありませんでした
人が飛び降りた瞬間を娘が見ていた父にとっての修羅場、私はそれを思い出した瞬間が心の中が修羅場でした
286 :名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)18:03:16 ID:1Kj
高校生になっても娘を守ろうとする父がかっこいい
今までにあった最大の修羅場を語るスレ6