16/03/28
因果応報の話 

たまにはカレーでも食うかと思いCoCo壱に入った 

がら空きだったので

「どこ座っでもいいですか?」

と聞いたら

「はいお好きな席どうぞ」

って言われたので、6人がけくらいのテーブルに座った 

やけに腹減ってたから
カツカレーご飯500グラム豚しゃぶトッピングに決定した 

食い始めてすぐに

「いらっしゃいませー」

「いらっしゃいませー」

「いらっしゃいませー」

て感じで急に客が増え始めた 
それもほとんど複数人の客 

カツカレーはきたばっかりだし、急いだところでそんなに早くは食えない 
とうとうテーブルに座れないカップルが待ち合いのイスに通された 

隣のテーブルからは『こいつ1人でテーブル使ってんじゃねーよ』的な視線 

カウンターの客からも
『あいつ最低だな何様だ!』という心の声が俺には聞こえた 

過去にも数度、他人の心の声が聞こえた経験があり
もしかしたら俺の潜在的な能力なのかもしれない

汗だくで口に放り込み続けるカレーにもはや味は無い… 
ふと視線を感じ顔をあげてみるとカウンターの中から店員さん5名が俺を見てる

俺は心の中で叫んだ

「そんな目で俺を見るんじゃねぇ!
オマエラがお好きな席どーぞ♪って言ったから
こんな事になったんじゃねーか!」

と...

あぁ耳鳴りがし始めた 
限界だ…もぉ何食ってんのかわかんねぇ… 
カップルが俺を睨んでる… 

完食を諦めた俺は
立ち上がると無造作にレシートを掴んで小走りにレジへ向かった

背後に店員の
「ありがとうございましたー(おまえこれからは考えて座れよ)」の声 

そしてレジに立つ俺を見ながら
横の待ち合いイスのカップルがヒソヒソ話をしてる 

悪意の視線に晒された俺は「早く出よう…」と呪文の様に心の中で繰り返した
 
金額を言われて財布開けたら万札しか入ってなかったのでそれを渡した 

店員が

「一万円からでよろしいですか?」

と聞いてきたので、俺は

「はい」

と言おうとした…

しかし酷使し続けた俺の口から出たのは

「バヒッツ!!!」

という謎の言語と
むせて咳き込んだと同時に鼻の穴から飛び出たごはん粒(もちろんカレー色)
それと鵜のごとくほぼ丸呑みしたカツの残骸が釣り銭受けに飛び散った 

パニックになった俺は

「つびばぜん!ごフッごフッ!」

と枯れっ枯れの声を出しながらカツの残骸を手に取りケツポケに入れた
 
そして店員から釣り銭をひったくるように取りケツポケにねじ込んだ…
財布は左手に持っていたのに… 

今俺は帰宅して半泣きになりながら
カレー色のお札を濡れティッシュでふいている…ズボンも洗濯しなきゃならん 

こんな目にあうのはきっと先祖供養を怠っていたからだと思うんです 
業(カルマ)っていうのかな?何か因縁めいた力が働いているのかもしれない 
近々お寺でお祓いしてもらおうと思っています 
皆様も先祖への敬意だけは忘れないようにして下さい 

つい1時間半ほど前の実話なので落ちがなくてすみません 
長文、駄文失礼しました。


840 :名無し@\(^o^)/ ID:bhySA/7.net
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