合唱コンクール

15/11/28
中学時代のしょぼい話だが、ふと思い出したので

当時、学内の合唱コンクールがあった時期の話。

私のいた学校は音楽教師が力を持っていたからか、朝、昼、放課後に
全学年の全クラスがコンクールに向けて練習する程度には合唱に力を入れていた

だが、当然全員が全員ノリ気というわけでもなく、団結に欠けるクラスもでてくる
私のクラスも当時はそんな雰囲気があり、練習はしているものの、
いま一つ緊張感がなく合唱もそれなりの出来といった感じだった

そのことに不満を持ったクラス委員長の女子がクラス会で壇上にあがり演説を始めた
教師は不在で、委員長が会を仕切っていたときのことだ

内容はなんてことはなく、要するにもっとみんなやる気を出して
コンクールのために練習しよう、という主旨だったと思う
なかなか熱の入った演説だったが、クラスメイトの反応は芳しくなかった
賛成も反対もなく、ただ無反応

別にクラスの仲が悪かったわけではない
コンクールに反抗的な生徒が居たわけでもないし、練習だってみんなそれなりにやってはいた
少々だらけた雰囲気の子がいないではなかったが、部活じゃあるまいし、
押し付けられた行事にそこまで熱心になれというのも酷な話
無反応になるのはある意味仕方が無かったと思う

今考えると悪いことをしたと思うが、しかし、当時はどう答えたら
納得してもらえるのか私にはわからなかったし、クラスメイトもそんな感じだった

ただ、委員長の子はさらに思いつめてしまったようで、壇上でクラスメイトを
にらみつけ何かを考え始めたかと思うと、次の瞬間とんでもないことを言い出した

「私は、昔、タバコをやってましたぁ……」

沈黙が場を支配する、というのはああいうことを言うのだと思った

平和で不良らしい不良もいない田舎の中学だったので
中学生でタバコを、それも女子の中で吸う子がいること自体、私には衝撃的だった

何より、彼女が、今この場でそのことを告白する意味がまったくわからなかった

クラスメイトも、誰も何の反応もできずにいたのだが、
それがさらに委員長の怒りに火を注いだらしく、さらに続けて叫びだした

「何でみんなわかってくれないのぉ!?」

その告白から何をわかってもらえると思ったのか、いまだにわからない


その神経がわからん!その14