官能小説

15/10/31
ちょっと前の話。 
仕事の移動で電車に乗ってた時、車内は比較的空いていてちらほら空席がある状態。 
俺は優先席のそばの扉のところに立って読書をしていた。
ちなみに官能小説近○相○もの。ブックカバーしてるから周りからはわからない。 

しばらくすると、隣の車両から酔っ払いが一人でわめき散らしながらこっちの向かってくる。 
そのとき、連結近くの優先席には40代くらいのスーツおっさん。60代くらいのおばちゃん。 
女子大生風のお姉さん。
お姉さんは試験でも近いのか膝の上にノートを広げて一生懸命勉強していた。 

酔っ払いがこっちの車両に移ってくるなりその女子大生に
「若けーのに座ってんじゃねー!」
と罵声を浴びせ女子大生の腕を掴んで突き飛ばした。 

俺の足元にノートや教科書などが飛んできてついでに女子大生も飛んできた。 
とりあえず俺は女子大生を助け起こし散らばったノートなどを拾ってまとめてあげて
「大丈夫?」
と声を掛けた。 
女子大生は突然のことにポロポロ涙を流ししゃがみこんでしまった。 
俺はとりあえずこの酔っ払いを確保して次の駅で引きずり降ろしてやろうと、酔っ払いのほうに 
向き直ったら優先席に座っていたリーマンおっさんが立ち上がり酔っ払いを一瞬で倒し確保。 

次の駅に着いた途端、女子大生は走って逃げてしまったが、
俺はリーマンおっさんと一緒に酔っ払いを引き摺り下ろした。 
次の予定もあったので駅員へバトンタッチして後続の電車に乗ろうとしたら
ホームのベンチに女子大生がうつむいて座っていた。 
俺は
「大丈夫?怪我してない?警察に連絡する?」
と聞いてみたが
「大丈夫です。ありがとうございました」
と。 

翌日、携帯にその女子大生からお礼の電話があった。 
なんで番号がわかったのか聞いてみると
官能小説のしおりの代わりに使っていた俺の名刺を見つけたらしい。 
どうやらノートや教科書を拾いまとめているときに
官能小説も一緒に女子大生に渡してしまったらしい。 
ちょーはずかしい。。 

「この本どうしましょうか?」
と聞かれたが
「・・・捨てちゃって下さい」
としか答えられなかった。 

その後、女子大生と飲みに行って・・・って、そんなおいしい話ではない。


胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(134)