白い菊

16/07/24

霊感の強い俺の母の話。 
俺の母は霊感が強く、10~30歳の間は特にすごかったらしい。 

そんな母が小学生だったある日、
学校から帰ってくると祖父はその時間は勿論仕事、
だけど主婦だった祖母がいなかった。 



まあなにか用があって外出したのだろうと別に気に止めなかった。
家にいるのは母とその弟だけ。すると戸を叩く音が聞こえたので、
お客さんが来たんだろうと思い戸を開けると、髭を丁寧に整えた、
優しそうなお洒落なおじさんが目の前に立っていた

おじさん 「~(祖母の名前)さんいるかね?」 

母 「今お母さんは出かけています、何か用があるなら伝えておきますよ?」 

おじさん 「いや、ずいぶんお世話になったけど、今日で自分は
遠いところにいくからねえ、仕方が無いなあ・・・お礼を言いたかったんだけど、
いないかあ、じゃあ伝えておいてくださいね、ありがとうございました」 

と言って帰っていったらしい。
そのあとすぐに祖母が帰ってきたので、おじさんの特徴と、
世話になったと言っていたことを伝えると、祖母は一瞬驚いたような顔をして 

祖母 「あら・・・今その人のお葬式行ってたのよ?・・・馬鹿だねぇ、
すれ違いになっちゃったじゃない、あの人そういうとこあるのよね」 

と笑いながら目に涙を浮かばせていた。 

ほんのり怖くて悲しいお話。


657 :名無し\(^o^)/2016/07/24(日) ID:Hvte/+15Ys.net
ほんのりと怖い話スレ その118