16/04/29
3年前に今の家に引っ越してきた。
隣の家は夫婦と子ども、奥さんの母親が同居している家。

住み始めてすぐ、隣家の庭から舞う落ち葉がすごいことに気づいた。
2F玄関から1Fガレージに降りる階段と
踊り場に葉っぱが溜まってくるので、毎日掃き掃除をしていた。
道路にも落ち葉がすごいから お向かいさんも掃き掃除をしていたのだけど、
隣家は全然掃除をしない。
隣家はバラも育てたりしているのだけど
自分ちだけが綺麗だったら他はいいという感じっぽかった。

造園業者が隣家に来ていた日、チャンス!と思い、隣家のおばあさんに

「そちらの壁をはみ出ている部分は、切ってもらえないか。うちの外階段から切ったら簡単に切れるから」

と提案半分・文句半分で話したけど

「ああはいはい」

と生返事するだけでスルーされた。

台風が来て、我が家が葉っぱだらけになった時、玄関に出るなり

「うわっすごい、葉っぱだらけ!」

て言っているのを隣に聞かれてしまったのだけどニッコニコで話しかけられて

「自然はいいでしょうー♪」

とかお花畑な対応。

感覚の違いは埋められないなと察し、
葉っぱを毎日掃除してためていき、腐葉土にした。
半年ぐらいかかったかな・・・・その土で花を育てた。

この春、娘が小学校に入学。
花が教室にあると助かると学校側から言われたので、育てた花を娘に持たせた。

朝、娘が花を持って家を出たところで隣の家のおばあさんが

「綺麗ね」

と話しかけてきたので、お母さんが落ちた葉っぱをつかって土を作ったとか、
そしたらとても綺麗なお花が育ったと話したそう。

その足で

「うちから落ちた葉っぱで花を育てたんですか!?」

て私に言いに来て、

「はい、すごく良い土が出来たんですよ、ありがとうございます」

て答えたら面白くなさそうな顔。

次の週、木が切られていたw
腐葉土ができるほど落としていたのか・・・と察して反省したのか、
人が得してると自分が損してるような気持ちになるタイプなのか知らんけど
美しい成果物が残せる復讐になってよかった。

入学記念カキコ


694 :名無し ID:2Lj
(-д-)本当にあったずうずうしい話 第3話