相談女

14/10/06

小中高がほとんど同じ面子になる田舎で20になる前後くらいに同窓会があった。

グループラインで参加の有無が回ってきたんだが
そのときにサプライズの提案があった。

計画はA子とB男を今度こそくっつけるというもので、首謀者はA子親友たち。

このA子、中2の時の転校生なのだが都会からきたどえらい美人。
ハーフ入っててモデル体系なのに愛嬌があって
学年問わずファンクラブができた程。

そのA子は転校してすぐに、別にモテるタイプではない
よくいえば草食系、悪く言えばオタク男子のB男に一目惚れ。

席が近くになるだとか、プリント手渡しでB男と接すると真っ赤になってて
そんなA子を一途で健気だとクラス女子大はしゃぎ。

すぐ学校中の噂になったし
イベントのたびに二人をくっつけようと一部が暗躍していた。

が、結局在学中二人は付き合うことなく卒業し、B男は県外へ進学。

めったに帰ってこなかったんだが
今回は参加すると聞いて周囲のボルテージは最高潮。

絶対二人を結ばせる、って色々計画たててて
自分はほぼ傍観者ながらも青春っぽくていいなーと楽しんでた。

同窓会は地元ホテルのバイキング貸切で
たまたまなのか計画的なのかわからんがA子の誕生日に近い。

そこでバースデーケーキを用意し、A子がB男に

「ずっと一緒に歳をとりたいです」

みたいな感じで告白。

B男がオッケー、自分たちは事前に渡されたクラッカーを一斉に鳴らして祝福。

そのまま結婚式の共同作業みたいに
A子とB男がケーキを取り分けて~みたいな流れだと説明されてた。

自分たちドキワク。だが計画が発動する前にB男の方から

「みんなに報告があるんだけど、俺、C菜と結婚したんだ」

と爆弾発言。

めずらしく満面の笑みのB男の隣で、C菜はちょっと顔を強張らせてた。

C菜は、A子と同時期の転校生。大人なしくて、正直ちょっと印象のうすい娘。

当然周囲の反応は一部のおめでとうの声を除き白けた。
A子の超絶片思いは有名だったから、さすがにそれはないんじゃないって空気。

「なにそれ略奪じゃないっ、最低」

ってA子の友達がB男とC菜に食って掛かっていった。

B男「略奪って、意味わかって言ってる?俺、C菜以外と付き合ったことないけど」

A子友「でもA子の気持ちはずっとわかってたんでしょ?それなのにもて遊んで…」

B男「体育祭、文化祭、修学旅行、卒業式のたびに公開告白されたけど
俺ちゃんと断ってたよね。
それとも友達ちゃんは、好きになられたらその人のこと
絶対好きになってつきあわなくちゃいけないって言ってるの?」

A子友「でも、C菜だってずっとA子の気持ち知ってたのに、裏切ってたなんて…」

B男「言っとくけど、A子が転校してくる前から俺、C菜と付き合ってたよ。学区違ったけど塾一緒で」

A子友「ならC菜と付き合ってるて言えば良かったのに!
やっぱり美人のA子に言い寄られてちょっとは気分良かったんでしょ!」

B男「俺の親がちょっと難しい人で
大人になるまで交際を言いたくなかったんだ。田舎だからすぐに話が広まるし。
気分よかった?冗談じゃない。
二人っきりにさせるためとかいって
野外遠足で地図細工されて夜山に放置されたり
修学旅行中に夜這いかけられたり
あれで先生にバレて俺だけ停学になってもお前らだれも責任とらなかったよな!
おかげで俺とC菜の青春は散々だったよ。
体育祭踊るのも文化祭や修学旅行一緒にまわるのも俺は全部C菜がよかったのに
クスクスクスクス笑いながら後ろからA子たきつけてきやがって!
結局お前らは俺をおもちゃにして楽しんでただけだろ?いい加減にしろよ」

そこでA子が号泣しはじめて、委員長が

「そこまでいわなくても…A子はただお前のこと好きだっただけなんだし」

って仲裁に入ろうとしたけど

B男「きっぱり断ってるのに何十回も告白って、それもうストーカーだよな。
俺もうほんとお前嫌い。それをおかしく思わないお前らも正直どうかと思うよ」

っていってC菜連れて出て行った。

後日談で、B男とC菜はいとこ同士で、それで交際を隠したかったことも判明。

あの時、「おめでとう」といった一部は
やっぱり昔からA子やA子周辺に疑問を感じていたらしくて
ラインで回ってきたときにB男に注意を促してたらしい。

で、堪忍袋が切れたB男が親も地元もどうせ捨てるし
ってことであの行動になった。

ちなみにそれを教えてくれた女子がいうには、一途だと思っていたA子は
『B男くんに振り向いてもらえなくてつらいの…』が鉄板の
俗に言う相談女らしくて
実際はあちこち男をつまみ食いしておいしいとこどりしてたらしい。

そういうのわからないって馬鹿だねっーてその子に言われたし
自分でもほんとあれを異常と感じなかった昔に衝撃うけた。


902: 名無し
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験3度目