深夜

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名無しさん@おーぷん  2015/09/24(木)03:23:23 ID:HmP
現在進行形の修羅場。

私の親は姉に厳しかった。

具体的には、高校生なのに門限が5時とか家事を担当させられたりとか、料理の味にケチ付けられたりとか、携帯の中身をチェックされたりとか、あとゲームアニメは禁止。

お小遣いは月1000円で、ここから洋服とか文具とか必要なもの全部買えとか、気に入らないことがあると殴るふりされたり大きい音を立てられたりとか、小さい時はたまに腕を引っ張られて床を引きずられたり叩かれたりしてた。

でも不思議と私には別に厳しくなかった。(友達の家でお泊まりとかもokだったし)

初めての子供で育て方が分からなくて、厳しくしすぎてそこから軌道修正できなかったんじゃないかと推理してる。

案の定、姉は病んで家にこもりっきりで、私が見る限りでは楽しいことも実りもなさそうな空っぽの青春を過ごしてた。

というかいつも家にいたから私の見る限りが学校にいない時の姉の全てだったと思う。

父と母は

どうして○○(私)は社交性もあって多才で優秀なのにあんたはどうしようもないの

みたいな説教を姉に繰り返してた。

姉は基本的に何もせずぼんやりと暮らしてた。


で、夏休みの終わりぐらいの夜、お風呂に入ってた姉が絶叫。

風呂場だったから家中に響いた。

そして下着姿で玄関から走って出ていった。

びっくりして私もタンクトップ&パンツだったけど姉を追いかけて、少しして父と母も後ろから姉を追いかけてきた。

裸足で外に出るのなんて初めてだったから四人とも裸足だったのを妙に鮮明に覚えてる。

追いついた時、姉は深夜の住宅街のど真ん中で頭を抱えて座り込んで奇声をあげた。

それから手に持ってた剃刀で腕を切った。

夜だったからよく見えなかったけど、剃刀を腕の真ん中より少し手寄りのところに滑らせてるのと、道路に夜のせいで黒く見える血が落ちたのは街頭で確認できた。

姉の奇声で近くに住んでる人も様子を見にきた。

ざっと20人ぐらいいたと思う。

「うわ…」

とか

「ひっ…」

みたいな声があちこちからあがった。

姉&私&親が取り囲まれてる状態になってちょっと胃がキュッてなった。

家に戻ってタオルや絆創膏を持ってくる人もいた。

姉は今まで父と母から受けた仕打ちを枯れた声で絶叫した。

中年の女性が駆け寄って姉の背中を撫でた。

周りはずっとザワザワしてた。

徒歩20分ぐらいのところに住んでる祖父母も駆け付けてきた。

どもる父と母に代わっておじさんが事情を祖父母に説明してくれた。

祖父は

「なんだそれは」

って怒った感じの声色で勢いよく母に詰め寄った。

「躾は子供のためにある。躾で子供が苦しんで滅茶苦茶になったら本末転倒だ」

「無意味な制限は不要だ。苦しむことが目的になってはいけない」

といった説教を母にした祖父に

「じゃあどうして私のことは厳しく育てたの」

「私と同じぐらい誰かを不幸にしないと私の人生なんだったの」

といったことを言って母はギャン泣きした。

なお深夜の住宅街のど真ん中、自分の母親が人目も憚らず泣いてるのは精神的にきた。


その日は祖母の提案で私も姉も祖父母の家に泊まることになった。

救急車を呼ぶのを提案した人もいたけど姉が断ってた。

祖父母の家まで全員無言で、たまに姉がしゃくりあげてただけだった。

私は祖父母に家についたらさっさと寝た。

次の日は学校を休んで、夕方ぐらいに帰った。

家には母しかいなかった。特に何も言われなかった。

それから父は家に寄り付かなくなった。

メールで

「家に帰るのが居心地悪いから家から距離を置きたい」

って言われた。

母は近所を歩く度にヒソヒソされるようになって、たまに堂々と育児を説教してくる人もいて、おちおち買い物にも出られなくなって、たまに祖父母から電話で叱られて、それで母がいつも苛々してるから居心地悪いと感じるのは当然と思う。

でも父の空気が薄くなった&母の矛先が祖父母と近隣住民に逸れたおかげで、姉は抑圧されることもなくなって、今は友達も増えて(姉が家に友達連れてくるの初めて見た)成績も上がって、あと楽器を覚えて楽しく平和に過ごしてる。

だからまあよかったのかな?って思う。

言っちゃ悪いけど願わくば姉が高校卒業するまで祖父母と近所の人には父と母の注意を引き付けておいてほしいと思う。


今までにあった最大の修羅場を語るスレ6