16/01/09
娘と息子を、差別してしまったこと

私は生まれてずっと不幸せだった
いいことなんて何もなかった
私の生まれ育った家は、昔ながらだった
母も私も、しょっちゅう殴られていた
 
けど一番辛かったのは、作った料理を、
不味いと言われて、顔に投げ付けられること
殴られるのは、アザが出来るぐらいだったから
それでも、兄弟で私だけ家事を担当させられていたし、
作らないと殴られるから、作ってた

足が冷たかったけど、スリッパはダメだった
包丁を突きつけられた
かばんに突っ込まれた
灰皿を投げられた
冬なのに、外に投げ捨てられた
罰として、はだかで過ごしたこともあった
物差しで叩かれた
 
兄と弟だけ、部屋を与えられて、私は居間で寝ていたけど、
夜中になると、叔父に体を触られていたけど、言えなかった
男の子と、喋っていると叩かれた
部活はダメだった
兄と弟に比べて、お小遣いとか、クリスマスとか、誕生日とか、門限とか、
色んなことで、差別された

髪を、肩胛骨に当たるまで伸ばすと、怒られた
ノートや鉛筆を、買ってもらえなかった。
こっそり忘れ物入れから盗んでいた
ブスとも言われた
シャンプーと石鹸を使えなかった
いつも気分が悪かった
学費も、私だけ出してもらえなかったから、進学は諦めた
バイトは高校からしてたけど、ほとんど家に入れさせられた


娘の小さな失敗を見ると、ムカムカした
娘が、悪いことしても、何が悪かったか、冷静に簡単な言葉で説明して、
じゃあ気分転換に肩車!、とする夫にムカムカした
私だったら殴られてた。
外に投げ捨てられた。
包丁を突きつけられた。
死ねって言われた

私、母に性病になって死ねって言われたことがある
同じ性別なのに、歳が違うだけで、こいつは許されるんだ、と思うと顔が熱くなった
こいつは義理の親からヒラヒラした服をもらっていた
夫に見つからないように、太ももをつねったり、お腹を殴った
耳元で死ねって言った
遊んでくれる友達もいた

文章が上手だって、褒められてた
うっかりのふりして、娘の作文にコーヒーをかけた
はっきり差別すると、夫にバレると思ったから、門限を厳しめにして、
娘は門限に遅れると閉め出して、息子は家に入れた
息子にこっそりお小遣いをあげて、娘の部屋に忍び込んで、財布からお金を抜いた
携帯やゲームは、同じように与えて、
娘のは何度も取り上げて、息子には何もしなかった
娘が勉強してたら、炊事を言いつけた
娘の前で学費を計算して、ため息をはいた

私のせいかもしれない
娘はいなくなった。息子も帰ってこない


83 :名無し ID:vxz
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